デザイナーから学ぶ 知的生産性を高める方法【インプット編】

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デザイン思考を使っているデザイナーから学ぶ知的生産性を高める方法。インプット編です。

ビジネスの世界ではじめに行う「リサーチ」の方法のアプローチ方法からして、デザイナーと一般的なビジネスパーソンとでは違います。

ビジュアルが見えるモノをリサーチする

リサーチ方法について。

デザイナーは、プロジェクトをはじめる際、アイデアを考えるためのリサーチを行います。

ビジネスの世界でリサーチというと、ウェブサーフィンや記事検索で多くのデータや事実を集めたり、市場規模が大きくなっているのかどうか、競合の戦略はどうか、ユーザーのニーズの変化などのファクトを集めるというのが定石です。

デザイナーも同じようにリサーチをするのですが、それ以上に大事にされている習慣は、右脳を刺激するインプット、たとえばビジュアルのイメージや動画を集めることや現場に実際に行ってみることです。

たとえば、「まったく新しい時計をデザインする」というお題があったとします。

デザイナーは、Googleのイメージ検索等でまったく新しい形の時計を探す、雑誌の記事から時計のあるライフスタイルのシーンを探す、YouTubeでシェアされている時計に関するトピックを洗いだすなどしたうえで、時計売り場を訪れたり、時計愛好家へのインタビューなどを行います。

21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由より

とにかく情報量が多いモノを収集するんですね。

文字よりも画像、画像よりも動画、動画よりも実体験。

それによってさらに具体的に人の気持ちや生活シーンをイメージでき、新しい切り口での企画ができるそうです。

自分が見ている世界と違う世界に触れる

さらに、デザイン思考では、発想を広げる方法として「自分が見ている世界とまったく違う振れ幅の世界に触れる」ことを大切にしています。

  • 自分とはまったく違う環境や人生に触れる(共感)
  • 共通項はあるものの、全く違う分野の例に触れる
  • 世界の全く違う場所で起こっていることに触れる
  • 歴史から時代を経て起こっている違いと共通点を知る

などなど。

通常、ビジネスの世界でマーケットリサーチを行う場合には、その市場を代表する平均的なユーザーをリサーチするのですが、たとえば音楽の超ヘビーユーザーであるDJやCDをまったく買わない若者を調査することで、思考の幅を広げることができます。

両極端の人を調べることで思考の幅が広がるそうです。

オタクとギャルとが話し合うというのもとても面白いアイデアが出てきそうですね。

また、デザインリサーチで歴史分析を行うことは非常に有効です。

たとえば、電子書籍についてのリサーチプロジェクトに取り組むような場合は、本を読むという体験そのものを、時代を超えてひもといていきます。

16世紀のグーテンベルグの活版印刷や、さらに紀元前時代の象形文字までさかのぼり、人類の歴史を通じて共通の部分は何か、時代の変化に合わせて何が変わってきているのか、という視点から、今の時代に欠けているものや今後ニーズが大きくなってきそうなものを探し出していきます。

ぼくの師の教えの中に、「10年ワーク」というものがあります。

今後10年間で増えるもの、減るもの、好まれるもの、嫌われるものはそれぞれ何か?

を考えるもので、そのどれにでもビジネスチャンスがあります。

あなたの周りに太りたくても太れない人が周りにいませんか?ぼくの友人に太りたいけど太れない方がいますが、そういう人が太れる何かがあれば、市場を独占できてしまうんじゃないかと思います。

アメリカでは「ビジュアルシンキング」が必修

アメリカでは、言葉を絵や図に置き換えて考える「ビジュアルシンキング」に関する必読書が存在するそうです。

『Back of Napkin』は、スタンフォード大学起源のビジュアルシンキングをわかりやすくビジネスマン向けに伝えたもので、アメリカのデザインの業界では必読書になっています。

  • イラストを描くクセをつけると、論理をビジュアルに翻訳することで右脳と左脳両方を使うハイブリッド思考になる
  • 言葉をイメージにすることで理解が深まる
  • 課題の優先順位がわかりやすくなる

などの効果があるそうです。

まずは会議や人の話を図にしてみるところから始めてみるといいかもしれませんね。

インプット編まとめ

デザイン思考インプット編まとめ。

  1. より情報量の多い情報を収集する
  2. 自分の想像を超える世界を知る
  3. 頭の中をイラスト化して論理とイメージで表現する

ということです。

AppleがiPad ProとApple Pencilをリリースして、誰でも簡単にビジュアル化ができるようになった背景には、デザイン思考の考え方があるのかもしれませんね。

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ABOUTこの記事をかいた人

平井隆嗣

メディアオプティマイザー 平井 隆嗣
アプリプログラマー、Webデザイナーなどを経験。現在は神田昌典公認 事業創造コーチの資格を持つ師匠"フィクサーS"と共に独立後の成功・失敗体験を活かし、「起業・複業をしたい人・している人のメディア作り」をお役立ちする『メディアオプティマイザー』として活動中。