GoogleとAppleの根本的な違い【マーケティング編】

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GoogleとAppleの根本的な違い【哲学・思想編】では、思想や哲学の上でGoogleとAppleの違いを書きました。

今回は、実際にそれがどのような形で違いが表れているかを、マーケティングの目線から見ていきます。

Googleはとにかくベータ版を出す

グーグルはどのような戦略を持っているのでしょうか。

例えばコンセプトビデオでもご紹介した「グーグルグラス」を思い出してください。

ベータ版でユーザーに提供することで批判を浴びることはありましたが、開発中の製品をリリースし、ユーザーといっしょにつくっていくのだというチャレンジングなことができるのはやはりグーグルです。

アップルは「私たちはあなただけの『ヴァース』を生きられるように手助けをします」という共有価値観を持つ以上、開発中の製品をリリースするのはアップルにはなかなかできない戦略です。

Googleは一般に向けて開発中バージョン(ベータ版)のリリースを普通に行います。

上記のGoogle Glassもそうですが、ブラウザのGoogle Chromeも、常にベータ版と安定版を並行して一般開放(リリース)しています。

ユーザーと一緒に作り上げていく」という姿勢が強く表れていますね。

Appleはライフスタイルの一部にするためのデザインを実現し、特許を取る

アップルの統一感のある美しい製品群や世界観の裏側には、その気持ちよい使い心地やデザインを保ち続けるための努力があります。

それは特許をめぐる激しい攻防戦でもあります。

例えば、アップルのPC「MacBook」をスリープ状態にするときのLEDライトの点滅速度は、人間が眠るときに心拍数が下がり、心臓の鼓動がゆっくりになる速度と同じように変化します。

これが人間の無意識レベルでの気持ちよさにつながります。たとえるなら我が子を眠りにつけるときの愛おしさに近いでしょうか。

アップルはこうした細かい操作の一つひとつにおいて特許をとり、他社に真似されないようにふせぐ一方で、ユーザーを自社の製品や共有価値観にひきつけるのです。

Appleは、「作業のための道具ではなく、ライフスタイルの一部としてのコンピュータ」という思想があるため、使うことに心地よさを提供しています。

それを真似されないための特許も連発しており、特許が提出されるたびに「この特許が出されたってことは、未来のiPhoneはこうなるんじゃないかい?!」なんてことがネットで話題になります。

ベータ版に関しても、Googleのように「ユーザーと一緒に作っていく」というよりは、「こんなん作ろうと思うから協力してよ」というようなスタンスを感じます。

哲学を決めるからこそ戦略が作れる

今回、GoogleとAppleの違いをリサーチして紹介してきました。

ここで学ぶことができるのは、「哲学があるからこそ、戦略が作れる」ということ。

自分はどうなりたいのか?どんな世界・未来を望んでいるのか。ということがしっかりと言語化されているからこそ、どんなマーケティング戦略を取っていくかが決められるわけです。

大きな会社が大きくなった理由にはいろんな要素がありますが、「テクニックだけ」ではないことは間違いないですね。

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平井隆嗣

メディアオプティマイザー 平井 隆嗣
アプリプログラマー、Webデザイナーなどを経験。現在は神田昌典公認 事業創造コーチの資格を持つ師匠"フィクサーS"と共に独立後の成功・失敗体験を活かし、「起業・複業をしたい人・している人のメディア作り」をお役立ちする『メディアオプティマイザー』として活動中。