日本版シリコンバレーの作り方

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前回取り上げた記事「シリコンバレーにあって東京にないもの」では、東京にそのままアメリカのシリコンバレーを作るのは難易度が高いことを紹介しました。

だからと言って、革新的なスタートアップ企業が生まれないかというと、そうではありません。

「日本版のシリコンバレー」を作ればいいのです。

今回は、引き続き『未来をつくる起業家 ~日本発スタートアップの失敗と成功 20ストーリー~』を参考に、日本版シリコンバレーとはどんなものかを書いていきます。

日本版シリコンバレーの作り方

本書によると、日本版シリコンバレーを作るには、日本の文化に合わせた破壊的なサービスを提供するのが良いそうです。

日本の文化に合わせたサービスを提供する

日本の特徴として、

  • 利益の多い国内市場に競争相手がいないから、資金の調達コストを下げ、労働力を安く抑えられる
  • 国民みんな、特徴が似ている
  • 言葉と文化が個性的
  • イグジット(会社の売却や上場)の機会が少なく、それまでの期間が長い
  • 長期投資してくれる相手との信頼を大切にする

というものがあります。

シリコンバレーには、短期的に会社をイグジットさせて利益を得たい欲がある人も多いそうですが、日本はどちらかというと、長期的に信頼できる投資家とともにサービスを成長させていくケースが多いです。

この文化を理解し、日本の文化に合わせたスタートアップを育てていくのが理想ですね。

若い起業家には「会社は目的を達成する箱」だと考える人も増えている

シリコンバレーを拠点とする起業家は、ほぼ例外なく、プロダクトにフォーカスする傾向がある。

その場合、会社はプロダクトを作るために存在し、売却先が見つかったりサービスをより成長させられる人が現れたりすれば、別のことを始める。

日本では伝統的に、プロダクトにフォーカスする起業家は多くなかった。

(略)

プロダクトは大企業を作るための手段でしかなく、その逆ではないという考えにもとづけば、会社を早く育ててすぐにイグジットするという考え方は直感に反する。

それでも東京では、プロダクトにフォーカスする起業家が増えている。グローバルな野心をもつCEOは、特にその傾向が強い。

若い日本の起業家にはシリコンバレーのカルチャーを知り尽くしている人が多く、プロダクト第一主義が定着しはじめている。これはテクノロジーのエコシステムが健全になるためのよい前兆だ。

日本は、会社によって社会的なステータスを測る場所であり、大きくすることが目的になっています。

しかし、シリコンバレーでは、会社は目的を達成するための箱でしかなく、目的が達成できたらすぐに手放すくらいの認識です。

そして、東京にいる最近の若い起業家も、その考えを持っている人が増えているそうですし、今の時代の流れを見る限り、そちらの方がかなり合理的ですね。

上に挙げた日本の文化を取り入れながら、スピード感を持ったスタートアップ企業が増えていけば「日本版シリコンバレー」は作れるのではないでしょうか。

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平井隆嗣

メディアオプティマイザー 平井 隆嗣
アプリプログラマー、Webデザイナーなどを経験。現在は神田昌典公認 事業創造コーチの資格を持つ師匠"フィクサーS"と共に独立後の成功・失敗体験を活かし、「起業・複業をしたい人・している人のメディア作り」をお役立ちする『メディアオプティマイザー』として活動中。