企画は自分を知ること。自分を発見できる34の質問『企画の教科書』 by おちまさと

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「企画」と聞くと、広大な海の中から宝石を探すレベルで「何から始めていいのかわからない」感を感じる方も多いのではないでしょうか。

そんなものの教科書があるんだったら、読んでみたいものだ。と。

ということで読んでみました。『企画の教科書』。

おちまさとさんといえば、テレビをよく見る人だと、番組終わりのスタッフロール的なやつで

企画:おちまさと

と、目にしたことがあるのではないでしょうか。

ぼくは子供の頃にそれを目にして、「おち」「まさと」なのか「おちま」「さと」なのかを一人で疑問に思っていたことを覚えています。

さて、そんなおちさんが出した「企画の教科書」ですが、”教科書”と付いているだけあって、「企画とは?」という定義を1冊の本にまとめているように感じました。

自分の人生の「コア」から企画は始まる

第1章の「企画が溢れる”企画脳”をつくる」で企画を立てる前に「まず、自分の”背骨”を見つけよう」という項があります。

企画、という枠に縛られずに考えて欲しいのですが、あなたのやりたいことって何でしょうか?

「何となく、柔らかいモノが好き」という感覚的なモノでもいいですし、人生の目的や「こういう自分になりたい」という理想でもいいのです。漠然とでも、何かしらの方向性が必ずあるはずです。

それさえあれば、企画の第一歩はクリアしたも同然です。

誰しもが持っているその「やりたい方向性」から”背骨“が生まれてくるからです。

そもそも企画と自分の哲学は切り離せないものだということです。

本書では「背骨」と表現されていますが、ぼくはこれを「コア」と呼んでいます。

今のスキルや持っているモノをぜ〜んぶ引きはがされても最後まで残っているモノというような意味なんですが、これこそが、「自分が企画を作る意味」になってくるのです。

自分を深堀りして、さらにそれを言語化する必要があるので、とってもグヌヌと苦悩することもしばしばあるので、あんまり真剣に考えたことがある人はいないでしょう。

人は必ず、何かしらすごいモノを持っています。

普段は意識しないそういう”何か”は、形にすることはとても難しいのです。

背骨はその”何か”が飛び出すための、源泉になるのです。

まずは”背骨”探しから。

練習問題を解くことで、「企画」が生まれる源泉が理解できる

本書は教科書よろしく、各項目の終わりに練習問題が付いています。

この問題を解くことで「企画」ってどんなものなんだろうか?

というのが、自分なりに理解できるような作りになっています。

問題文を見るだけでも、企画を作るというのは「自分と人を知ることなんだなぁ」と感じられると思います。

本書にあるすべての問題文を抜粋したので、ぜひ解いてみて、自分にあった企画を考えてみてください。

  • 自分の「背骨」が何であるか、述べなさい。
  • 入社以来最大の失敗を挙げなさい。
  • ↑をきちんと笑い話にできるか、確認しなさい。
  • 自分が今担当しているプロジェクトの前提条件を3つ挙げて、それをリスペクトしなさい。
  • 自分の仕事を、改めてリスペクトしなさい。
  • 今担当しているプロジェクトで「やりたいこと」と「やらなければならないこと」を3つずつ挙げなさい。
  • ↑の6つに優先順位をつけ、なぜその順位になるか理由を述べなさい。
  • 近くのカフェで人の話に耳を傾け、気になるフレーズを抽出しなさい。
  • 電車の中で向かいに座っている人の生い立ちに思いを馳せなさい。
  • 今週中に仕事以外の飲み会に参加しなさい。
  • 今週中に人に語れるウンチクを3つ作りなさい。
  • 今自分が常識だと感じることを3つ挙げ、それぞれを逆方向からアプローチしなさい。
  • 男性なら女性カメラで、女性なら男性カメラで、オフィスのフロアを眺め、気がついたことを3つ挙げなさい。
  • 社長カメラで自分の仕事を見て、気づいたことを3つ挙げなさい。
  • 雑誌『anan』の「抱かれたい男」の第1位に選ばれたとする。そのコメントをシミュレーションしなさい。
  • 「電車の中で痴漢に間違われた」とする。そこからいかに逃れるかシミュレーションしなさい。
  • 今日1日かけて、「!」「?」と思ったことを、5つ「記憶」しなさい。
  • 「記憶」した5つのうち、複数個を結びつけて、「企画のベース」を作りなさい。
  • 自分が活躍しようとしている業界の、不思議な「特性」を検証しなさい。
  • 破っても犯罪にならないと確信できるタブーを3つ挙げ、そこから生まれる可能性のある新商品を考えなさい。
  • あなたの身の回りで、「振り幅」のあるものをひとつ挙げなさい。
  • ↑において、「振り幅」がどのような効果を挙げているか、説明しなさい。
  • 以下の最近のヒット(商品)に見られる「普遍性」を抜き出しなさい。●iPod ●岩盤浴 ●Wii ●mixi ●ビリーズブートキャンプ
  • 最近「やられた」と思った映画、商品をひとつ挙げなさい。
  • ↑のどこに「やられた」のかを、客観的に分析しなさい。
  • 「そりゃどうだよな、ありそうでなかったもん!」と思った商品を3つ挙げなさい。
  • 商品名とは別に、キーワードで語られる商品を3つ挙げなさい。
  • 中島みゆきの『地上の星』の歌詞に見られる普遍性を抜き出し、その理由を述べなさい。
  • 今もてはやされていて、しかし半年後には恥ずかしくなってしまうであろう商品を指摘しなさい。
  • あなたが最近提出した企画書で「分かりやすさ」「キーワード」「振り幅」「物語の誘導」「新しい知識」「共犯意識」から欠けていること、足りない部分を列挙しなさい。
  • ↑を踏まえ、改めて最高の企画書を書き上げなさい。
  • この後最初に会社に入る(会社を出る)ときに、自分なりにモードを変更しなさい。
  • 近々開かれる企画会議の出席メンバーを書き出し、それぞれのキャラクターを分析し、対策を立てなさい。
  • 自分が企画に判断を下す立場だとして、どんなキャラクターなのかを客観的に述べよ。

さいごに

企画だけではなく、マーケティングの本やマインドセットの本を読んでいますが、読めば読むほど、ビジネスというのは自分を表現する手段なのだなぁと感じます。

自分を表現するためには「自分を知ること」が一番重要です。

本書は「企画」を知るという作業を通して、自分を知ることの大切さが書かれていますので、一度目を通しておくことをオススメします。

第1章 企画が溢れる“企画脳”をつくる
第2章 実践!企画立案法
第3章 マーケティングに負けない
第4章 企画のツメ・演出と企画書
第5章 企画会議必勝法
補章 企画にまつわるエトセトラ

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ABOUTこの記事をかいた人

平井隆嗣

メディアオプティマイザー 平井 隆嗣
アプリプログラマー、Webデザイナーなどを経験。現在は神田昌典公認 事業創造コーチの資格を持つ師匠"フィクサーS"と共に独立後の成功・失敗体験を活かし、「起業・複業をしたい人・している人のメディア作り」をお役立ちする『メディアオプティマイザー』として活動中。