何度でもAKB48を作る方法。『企画脳』 by 秋元康

kikakunou

あのAKBグループを作った秋元康さんの頭の中、覗いてみたくないですか?

AKBは、イベントとか商品が発表される度に良い意味でも悪い意味でも話題になります。

そんな話題を巻き起こすのも「企画」から始まるわけです。

AKB48のプロデューサー、秋元康さんの『企画脳』には、「企画とは記憶である」と書かれています。

企画とは記憶である

火のないところに煙は立たない。

無から有は生まれないし、素材がなければ料理もできない。

企画も同じだ。料理のために食材を集めるように、まずは企画のための材料やデータを集めなければならない。

その材料やデータの出発点は何かといえば、「記憶」である。

AKBを思いついたとき、秋元さんは

  • あるバンドの話を聞き、ライブハウスのお客さんが最初は20人だったがどんどん人が増えていること
  • おニャン子クラブも少しずつファンが増えてクチコミで広がっていった

この2つの記憶が結びついて「会いに行けるアイドルがいたら面白い」と感じ、AKB48が生まれたそうです。

iPhoneが生まれたのも、「携帯電話」と「パソコン」を組み合わせるという記憶の組み合わせから生まれました。

ヒットする企画=アイデアというのは、記憶から生まれるものだというのは、おちまさとさんの「企画の教科書」でも触れられていましたね。

1つ1つの経験や体験を元に企画は生まれるものだと考えると、街を歩いたとき、飲食店に入ったときなど、ごく普通の行動でもアンテナを張って記憶を増やすことが、企画を生む上で大切なことだとわかります。

「ザ・ベストテン」がヒットした理由

『ザ・ベストテン』では、ベストテンにランキングされた歌手が、番組に登場しないことがたびたびあった。そのときに、

「誰々さんは、こういう理由でお越しいただけません」

と、出演しないことを堂々と明らかにしたのだ。テレビの力が強大だと信じられていた時代だったからこそ、歌手もアーティストも、「テレビに出る必要はないんだ」という姿勢が新しかったし、衝撃的でもあった。

(略)

さらに、スタジオに来られないなら、こちらのほうから追っかけていこうという企画も斬新であった。

「追っかけマン」と名づけたアナウンサーも活躍した。ビジュアル的に、「まさかそんなところで歌うことはないだろう」

という場所、たとえば新幹線の駅のホームで歌わせたりもした

それまでの中継というと、お城の前とか、きれいな湖のほとりとか、地方に行けばその地方色を出すために、いわゆる名所旧跡を選んだりするのが普通であった。

だが、必要なのは背景ではなく、どこまでも追っかけるというリアリティーだ、というのが「ザ・ベストテン』の企画の基本姿勢であった。

(略)

企画の花が聞くのは、その最初の一歩を踏み出せるかどうかにかかっているのだ。

番組を成功にみちびくのは、それにゴーサインを出す人間の「チャレンジ精神」と「決断」なのである。

昔を振り返る歌番組なんかでも、ザ・ベストテンの新幹線から歌う場面や吹雪の中歌う場面が出てきて驚きますね。

新幹線、テレビ中継など、1つ1つは「当たり前」のことでも、組み合わせることで「え!マジで?!ありえなくない?」というサプライズを起こすことができます。

自分が「納得」できてないのに他人を「説得」できると思うな!

秋元さんは、プレゼンテーションを行うとき(=人を説得するとき)は、自分が納得していることが前提だと話しています。

マイナスをプラスと言いくるめて欺くのではなく、自分だったらどう納得するかということを、相手の立場に立って考えることである。

それが、本当の意味での「説得」なのではないか。自分さえ納得できないことを、相手が納得してくれるはずがない。プレゼンテーションで最初に超えなければならないハードルは、「自分自身」なのである。

これは自分が商品を作って売る場合の全てに当てはまります。

ターゲットは誰か、どこで商品の説明をするのか、どんな言葉をターゲットに話すのか、どこでどうやって売るのか?

などを全てを明確にイメージできるレベルで納得しておかなければいけません

少しでもイメージができない場合は、そのビジネスは失敗すると思ってもいいでしょう。

まとめ

秋元さんのように、今までになかったものを作り出す人を見ると「まぐれなんじゃないの?」と思いがちです。

ぼくも、なんで今までにないものをここまでうまく作り出せるのか?偶然なんじゃないの?と思っていた時がありました。

しかし、本書を読むと、秋元康のスゴさ、実現させる力がハンパないと感じました。

起業家や新しいことを始めようと思っている人は、ぜひ一度読んでみることをオススメします。

第1章 企画・発想力をつける基礎体力術
第2章 抜群の切れ味を生む発想・企画術
第3章 「引き出し」と「裏切り」の企画術
第4章 相手に「YES」と言わせるプレゼンテーション術
第5章 感性と知性を磨きあげる勉強術
第6章 知的生活のための情報整理術
第7章 発想・企画のセンスを磨く恋愛術
第8章 信頼と人脈を広げる「つきあい」術
第9章 ツキを味方にする企画・発想術

kikakunou

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

平井隆嗣

メディアオプティマイザー 平井 隆嗣
アプリプログラマー、Webデザイナーなどを経験。現在は神田昌典公認 事業創造コーチの資格を持つ師匠"フィクサーS"と共に独立後の成功・失敗体験を活かし、「起業・複業をしたい人・している人のメディア作り」をお役立ちする『メディアオプティマイザー』として活動中。