怒りはあなたに力を与える。しかし、怒りに身を委ねれば、あなたは破壊される。
ラーズ・アル・グールー(バットマン・ビギンズ)
Q:どうしても、自分がやりたいことを実現しようと行動したとき、途中で飽きたり諦めてしまいがちです。どうすれば、自分の「したい」を実現することができるのでしょうか?
A:痛みを利用する
スーパーヴィランたちの共通点。それは、痛みや苦痛を取り入れ、確固たる原動力やモチベーションにしていることです。
バットマン・ビギンズのラーズ・アル・グールーは、過去に、妻と娘を失い、その痛みをバネにして、影の同盟のリーダーとなり、大きな影響力を持つようになりました。
アイアンマン3に登場するアルドリッチ・キリアンは、主人公トニー・スタークに屋上に待つように言われ、寒い夜の中ずっと待ち続けていましたが、彼は来ることはなく、騙され、拒絶され、屈辱を受けたことによって、シンクタンクAIMを設立し、恐ろしいテロリスト マンダリンの人格を発明。世界政府やアメリカ副大統領までを支配できるようになりました。
スーパーヴィランたちにとって、
苦痛は最大の武器である
あなたが抱えている痛みや怒り、そして苦しみは、あなたにとってのパワーであり、エネルギーの原動力となります。
何かを成し遂げることができないと嘆いているのなら、それはまだあなた自身が苦痛という武器を使っていないだけなのです。
どんな痛みでも構いません。失恋、いじめ、親からの拒絶、社会的屈辱、裏切り、何でもいいのです。
痛みがあるのなら、それを使え
痛みは、ビジネスの成功だけでなく、キャリアや人間関係など、人生のあらゆる面において、実現させるための原動力やモチベーションとなります。
重要なのは、その痛みや苦痛の力に支配されるのではなく、力を発揮し、活用することです。
普通の人間は、感情に支配され、振り回されるから失敗します。しかし、感情を支配されるのではなく、支配することができれば、必ずあなたの使命は実現されることでしょう。
アンチヒーロー・ハルクのように。
正しい使い方を覚えよ
痛みは苦痛は、あなたにとって最大の原動力でありモチベーションとなりますが、一歩間違えれば、多くのスーパーヴィランたちのように、最後は破滅の道へと向かってしまいます。
そうならないために大切なのは、苦痛を纏うタイミングと脱ぐタイミングを間違えないこと。
圧倒的な影響力を持ち続けるヴィランたちは、自分の怒りを、自分のルールや原則に則って、ここぞというタイミングで纏います。つまり、自分の使命(ミッション)を達成するためにのみ使っているのです。
あなたのミッションは何でしょうか。その原点に、どんな痛みや苦痛がありましたか?苦痛を武器にして、あなたの敵を征服させ、あなたのミッションを達成を。