※2018/05/18 加筆修正
Timothy ” Tim ” Ferriss(ティモシー”ティム”フェリス)1977年7月20日生まれ。
アメリカの作家、起業家、講演家。自称”人間モルモット”とも呼んでいます。The 4-Hour Workweek(邦題 「週4時間」だけ働く)は、ニューヨークタイムズ・ウォールストリート・USAトゥデイでベストセラーに。
過労死という現象を知った留学時代
実は、彼が9時-5時労働からおさらばして、世界中の好きな場所に住み、ニューリッチという新しい生き方を始めようと思ったきっかけは”日本”。
1993年 1年間の交換留学プログラムに応募し、日本で学ぶことに。その時、死ぬまで働く「過労死」(KAROSHI)と呼ばれる現象があることを知ります。さらに日本人は、宗教観があいまいで大半が生き方に混乱していると思ったそうです。
大学卒業後にはテクノロジー系のベンチャー企業に就職をしますが、成績が悪かったためにクビに。その後、会社を立ち上げ、2002 年頃には月に40,000 ドルほどの収入を生み出しますが、多忙を極めていたため、ヨーロッパに4 週間の休暇を取りに出かけます。その間、会社の利益は40%増。
その結果、忙しく働くライフスタイルに決別することに。
ライフスタイルデザイン(LD)というコンセプトの誕生
富だけを持っている金持ちはもう古い。ニューリッチ(NR)は、先送り人生プランを捨て去り、「ニューリッチ通貨」を使って贅沢なライフスタイルを創り出す人々のことだ。
「ニューリッチ通貨」は2種類ある。時間と移動だ。これらは芸術的、科学的な概念であり、私たちがライフスタイルデザイン(LD)と呼ぶものだ。
「週4時間」だけ働く P.25より
ライフスタイルデザインが他のライフプラン(お金持ちになりたいだけ 欲しいものを買いたいだけ)と違うのは、”人生”の選択肢が無限にあるかどうか。
それともうひとつ。ニューリッチではない人生先送り派はいろんなものが欲しくなるのに対し、ニューリッチはクオリティーの高いものを求め、価値のないものを捨て、資産を築いたとしても、物欲よりも世界をより便利にするために貢献することに価値を見出したいと思っているタイプだということです。
ニューリッチについてもう少し詳しく
詳しくは書籍でチェックして欲しいのですが、これまでのリッチとニューリッチは何が違いのか。
リッチは自分のために働くが、ニューリッチは自分のために働いてもらいます。リッチは早く、若くして引退することを望みますが、ニューリッチは、働くのが目的で働くことは決してしません。
リッチは手に入れたいと思うものをすべて買おうとするが、ニューリッチは”やりたい”と思うことをすべてやり、なりたいと思うものにすべてになろうとします。
つまり、ニューリッチは”体験”に最大の価値を置いていると言えるでしょう。
目標でなく恐怖を明確にすべき理由
自分の人生は自分でデザインできるようになる=人生の選択肢を無限にするために何が必要か。ティモシーは過去に何度もうつ病で悩まされています。そんな彼はどうやって今のようなライフスタイルを手に入れたのか。
それが、この動画で語られています。
ライフスタイルデザインの4ステップ
ライフスタイルデザインには4つのステップがあります。
1.Definition(定義)
2.Elimination(排除)
3.Automation(自動化)
4.Liberation(解放)
頭文字を取ってDEALと呼ばれています。
特に、1番と2番でつまづいてしまい収益化までできない人がたくさんいます。何を自分は望んでいるのかをはっきりさせ、必要なもの以外はすべて排除する(断捨離)することが大切と語っています。
ティモシー・フェリスが伝えたいこと
彼のことについては今回だけでなく、様々なトピックスを立ててお伝えしていこうと思いますが、ティモシー・フェリス氏は2008年12月にEG 2008で恐怖に打ち勝ち何でも学ぶことの大切さを伝えています。
リッチからニューリッチへ。ライフスタイルデザインで先送り人生プランを捨て、「時間」と「移動」を使い「今」をふんだんに生きる人生をスタートさせてみませんか?
ティモシー・フェリス氏の書籍
4週間で、ある分野の「専門家」になる方法
週4時間だけ働く。の中で、私自身が最も重要だと思っているのは、P.256~259に書かれている内容です。
さぁ、「専門家」信仰を打ち破る時が来た!PRの世界は私の事をバカにするかもしれないが言わせておけば良い。
最初にはっきりさせておく。「専門家とみなされる」のと「専門家になる」のでは、全く別物だ。ビジネスの世界では、「専門家とみなされる」ことは、製品を売る事に役立つ。一方、「専門家になる」とは、「最小顧客基盤」を持ち、良い製品を生み出し、返品を防ぐことである。
あるひとつの科目についてよく知る事。それが私たちに必要なモノ全てと言っても良い。例えば薬だ。あなたが医学博士の学位を持っていなければ、あなたが薬について語っても話を聞いてくれる人はほとんどいないだろう。つまり、この場合の医学博士号は、私の言うところの「信頼指標」というわけだ。
信頼指標が最大限高い、いわゆる「専門家」には、その商品を売るチカラが備わっている。例えば他にその商品に関する知識を持つ立候補者がいたとしても、だ。ただし、これは単にポジションに関する問題であり、だましの手口では無い。
つまり、USPを詳しく解説している内容というわけですが、最も重要な考え方ではないでしょうか。
成功する起業家に必要なのモノ。それは 売るモノ・売る場所・売り方の3つ。そして、まずは、売るモノで突き抜けなければ、あなたから買いたいという状況を作れないですよね。
今のあなたは、自分の商品・サービスのお客になりたいと思えますか?自分がお客になりたい商品・サービスとは何でしょうか?
今売るモノがあって売れていない、集客に困っているなら、専門家になるためのメソッドをティモシーから学び、どんどんアップデートしていきましょう。
マーケティングの理想は、販売(セールス)を不要にすることである。
by ピーター・ドラッカー
あなたもリストブランディングで、セールス不要の仕組みづくり始めませんか?
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