マイケル・E・ガーバー(Michael E Gerber)は、世界No.1スモールビジネスアドバイザー。
功績について
米アントレプレナー向け雑誌『INC』誌から、「world’s #1 Small Business Guru」(世界ナンバー1のスモールビジネスの権威)と称され、国内外に多くのクライアントを持ち、「起業の神様」とも呼ばれています。
彼を一躍有名にした代表作『はじめの一歩を踏み出そう』は、
世界20ヵ国語に翻訳され、シリーズ累計で700万部以上のベストセラーになっており、
『INC』誌で急成長企業500社のCEOが推薦する書籍として、『7つの週間』や『ビジョナリーカンパニー』などの名著を抑え、ナンバー1の座を獲得しました。日本でも2014年10月に発表された、日本のアマゾンが選ぶ「オールタイムビジネス書100」の上位に選出されています。
職人型ビジネスから起業家型ビジネスへ
なぜ多くの人が起業に失敗するのか。それは、3つのタイプが自分の中に存在し、そのバランスが取れていないことにあるとガーバー氏は語っています。
3つのタイプとは、
1.起業家:変化を好む理想主義者
2.マネージャー:管理が得意な現実主義者
3.職人:手に職を持った個人主義者
であり、典型的なスモールビジネスの経営者が、10%が起業家タイプで、20%がマネージャタイプ、70%が職人タイプなのだそうです。
起業家は「事業が成功するにはどうするべきか?」を考え、職人は「何の仕事をするべきか?」を考えている。
起業家にとって、会社とは顧客に価値を提供する場所である。その結果、利益がもたらされる。職人にとって、会社とは自己満足のために好きな仕事をする場所である。その結果として、収入がもたらされる。
はじめの一歩を踏み出そう P.91より
スモールビジネスオーナーとして成功したいなら、職人の視点を捨て 起業家の視点が必要なのはこの文章から読み取れると思います。
世界で最も成功を収めたスモールビジネス
書籍の中で紹介されている成功事例として、「マクドナルド」があります。
マクドナルドは、自社のことを世界で最も成功を収めたビジネスモデルと呼び、
創業から40年もたたないうちに、世界に2万8千店舗を持ち、年間400億ドル稼ぎだす巨大事業へと成功しました。
成功の秘訣は「事業のパッケージ化」
フランチャイズという言葉は、マクドナルドが有名になる前にも存在していたのですが、
その当時にフランチャイズとは商品が命だったため、商品力に力を入れていたそうです。
しかし、マクドナルド兄弟を見つけ出したレイ・クロック氏は商品だけではなく”事業”を売るということを思いついたのです。
フランチャイジーたちの成功率を高めるに商品力だけでなく、彼らを教育する機関ハンバーガー大学を立ち上げ、最初からうまく経営できるサポートを行いました。
自分がいなくてもうまくいく仕組みを作ることこそ、スモールビジネスオーナーの最大の目的なのです。
ガーバー氏が世界中で支持される理由
それは、スモールビジネスに特化して世界中に多くの成功者を輩出してきたから。
日本には、全国に企業が約421万社あると言われており、その中の中小企業(スモールビジネス)の数は419社で 割合で比較すると大企業が1%未満に対し、中小企業は99%以上。
そんな中で、スモールビジネスに特化し、企業生存率を上げるノウハウを提唱し、結果を出している企業が多数輩出されているとなれば、世界中で支持されないわけがありませんよね。
また、日本でも有名な世界最大の異業種交流ネットワークBNIはガーバー氏のメソッドによって創られました。
創業者のアイヴァン・マイズナーは、「BNIが社員二人の状態から世界規模の組織になったのは、ガーバーの思想のおかげである」と語り、異業種交流の場でも、ガーバー氏の影響力は計り知れないものがあります。
ひとつの夢だけ持て
ガーバー氏は「ひとつの夢だけが許される」という名言を残しています。
夢には2種類あり、パーソナルドリーム(個人的な夢)とインパーソナルドリーム(自分のためではない夢)のうち、スモールビジネスオーナーとして許されるのは後者のみだそうです。
自分以外の誰かを豊かにする夢こそが、共感し、周りからも応援されるオーナーへと成長できる。
自分の事業を成長させたいなら、誰かのための”夢”にシフトチェンジしてみてください。
マイケル・E・ガーバー氏のセミナー映像
マイケル・E・ガーバー(Michael E Gerber)メディア関連
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