1984年の作者としても有名な作家ジョージ・オーウェル。彼が、人に伝わる文章を書くために必要な6つの質問と6つのルールを提唱しています。
6 Questions/6 Rules
まずはどんな作家であれ以下の4つの質問に答えてみること。
6つの質問
1.What am I trying to say?
いったい自分はここで何を言いたいのか?
2.What words will express it?
自分が言いたいことはどのような言葉で表現したらいいだろうか?
3.What image or idiom will make it clearer?
表現する時に、どのような比喩や熟語を使えばわかりやすいだろうか?
4.Is this image fresh enough to have an effect?
この表現は読者に対して、新鮮なインパクトを与えられるだろうか?
もっと上を目指す作家には、以下の2つの質問にも答えること。
5.Could I put it more shortly?
この文をさらに短くできないだろうか?
6.Have I said anything that is avoidably ugly?
この文には、避けられないほどの醜い文章になっていないだろうか?
6つのルール
1.Never use a metaphor, simile, or other figure of speech which you are used to seeing in print.
他でよく見るような表現や比喩を使ってはいけない。
2.Never use a long word where a short one will do.
短い言葉で説明できるところには長い言葉を使わない。
3.If it is possible to cut a word out, always cut it out.
言葉を削れるところは全部削ってしまえ。
4.Never use the passive where you can use the active.
能動態を使える時に受動態は使わない。
5.Never use a foreign phrase, a scientific word, or a jargon word if you can think of an everyday English equivalent.
本当に必要な時以外は外国語や専門用語を使わない。
6.Break any of these rules sooner than say anything outright barbarous.
これらのルールを守りすぎるのではなく、たまには自らルールを破ってみる!
「政治と英語」より
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