なぜ、読書を仕事にできる人がいる一方で、たくさんの本を読んでも仕事に活かすことができな人がいるのか。
それは、人生のコア・コンセプト=コンパスを持っているかどうかなのではないでしょうか?
ビジネス書で多く書かれていることのひとつに、まずはあなたが向かうべくゴール(目的地)を決めなさいというものがあります。
電車に乗る時、その電車がどこに向かうのか 終点はどこなのかが分からないで乗ることなんてありえないからという理由付けな訳ですが、令和の時代に入って、さらにその内容が変わってきています。
Designing Your Life(邦題 LIFE DESIGN スタンフォード式最高の人生設計)に「地図ではなくコンパスをもって進む道を探せ」という言葉が登場します。
これまでは目的地を決めてからスタートすべきというルールから、VUCAの時代は何がどう変化するかわからないため、目的地がすぐになくなってしまう ゴールポストを動かされてしまうということがよく起こるためです。
しかし、現代人は必要な道具を何も持たず、どこに向かえばいいか彷徨っている状態なのではないでしょうか?
激動の時代に必要なのは地図ではなくコンパス
世界でも最も権威ある大学の一つであるMITのメディアラボでは、Compasses over Maps(地図よりもコンパス)という合言葉となっています。
AI(After Internet)の時代に求められる9つの基本原則
2013年には、MITメディアラボの所長である伊藤穰一氏は、MIT Media Lab CREATIVE TALK「Learning Creative Learning」にて、BI(Before Internet )とAI(After Internet)で求められるものは大きく変わったと語っています。
AI(After Internet)の時代に求められる9つの基本原則として、
・Resilience over Strength (強さよりも立ち直る力)
・Pull over Push (押すよりも引き寄せるよ)
・Risk over Safety (安全よりリスクを取れ)
・Systems over Objects(単体よりもシステム)
・Compasses over Maps (地図よりもコンパス)
・Practice over Theory (理論よりも実践)
・Disobedience over Compliance (服従・順守よりも反抗)
・Emergence over Authority (権威よりも現場)
・Learning over Education (教育よりも学び)
を挙げられています。
参考記事:http://www.academyhills.com/note/opinion/13071902mitjoi.html
今すぐあなたのコア・コンセプトをつくろう
ナレッジキュレーターを目指す人の中で、なかなか成果につながらない9割の方は、人生のコア・コンセプトが決まらない or 決めたとしても、実践する中で”何か違う”と違和感を感じてコンセプト決めに戻ってしまうということが多いようです。
何をするか ではなく なぜやるのかがないので、どうしても土台がぐらついてしまいます。
あなたが人生をかけて取り組みたいことは何かを決め、コンパスを手に入れたのち、何をするのかを決めることでスムーズに自分の事業に取り組むことができるようになります。
コア・コンセプトを決める質問)
1:あなたは人生をかけてどんな理想の世界を作っていきたいですか?
2:理想の世界を作るためにあなたはどんな第一歩を踏み出せばいいでしょうか?
3:周りの人たちがあなたと一緒に理想の世界を作りたいと言ってもらうために
どんな生き方をしているのが望ましいでしょうか?
読書を仕事に 学ぶを仕事にという張本人が、読書もほとんどしてない 1日に1時間も学んでいないなんてわかったらどうでしょうか。
理想と生きる姿勢 その2つを両立するためにも、あなたのコア・コンセプトをぜひ考えてみてくださいね。
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