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新しいアイデアやプロダクトを捻出することは、投資家や起業家にとって最も重要です。その上で、賢いビジネスオーナーは次のように考えます。
新しいアイデアはどこからくるのだろう?
今回は、多くの人が見逃しがりな学術資料(論文や研究)の可能性について紹介していきます。
実は、色々な企業が活用している
先の文章を読んで「学問は、ビジネスアイデアを探す領域ではないとお思いの方へ。下記の例は、ご存知でしょうか?
FedEx:当時学生だった Fred Smith 氏の期末論文に着想を得て始まったビジネス。
Google アルゴリズム:スタンフォード大学とのプロジェクトの中で生まれたサービス。
Netscape:起業前、創業者のJim Clark氏が、スタンフォード大学在籍の友人に相談を持ちかけた、というエピソードがある。
これら企業以外にも、実は、学術研究や論文がスタートのきっかけになったり、商品開発に活用している企業は数多くあるのです。
学術資料のデメリット < メリット
学術資料を扱うデメリットは何か?あえていうならば、初めからマネタイズを考慮して作られたものではない点、部外者が簡単にアクセスできない点、学術文章とビジネス用語に差異がある点でしょう。確かに、資料を入手したり自分のサービスとの関連性をまとめたりと、骨の折れる作業もあります。しかし、これらを活用することで、サービスやプロダクトの開発はもちろん、「〇〇大学の研究では〜」「〇〇博士の〜」とあると、ミーティングや会議での周りの反応も全く違うものになります。
アカデミックアントレプレナーとして有名な Dr. Lentz 氏も、(様々な学術研究や論文をストックしておき、)同じようなテーマを扱う他の起業家の前で話さなければならない場合は、学術論文の内容を取り入れスピーチするそうです。
自分以外の世界に目を向けること
多くの起業家は、問題の解決を自分の発想力に頼りがちです。しかし、周りを見渡してみると、その分野について研究をしている専門家がたくさんいます。彼らの頭脳を借りた方が、ビジネスもうまくいくと思いませんか。
知らない世界に足を踏み入れるのは怖いものです。その上で、視野を広げアイデアを膨らませるためにも、学術論文からビジネスのタネを見つける習慣をつけてはいかがでしょうか?
起業家。投資家。TVをはじめとする、情報広告のパイオニアとして、数多くの企画や事業に投資し大成功を収める。
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