アニク・シンガル ( Anik Singal )氏は、 Lurn, Inc. VSS MindのCEO。デジタル・パブリッシング・マーケッター。世界最大級といわれる、アフィリエイター育成講座「アフィリエイト・クラスルーム」の創設者でもあります。
BusinessWeek 25 歳以下のトップアントレプレナーに選出
彼が起業したのは2004 年。メリーランド大学の学生時代、空き時間を使ってインターネットビジネスをはじめました。
最初の資本金は100 ドルで、それかわずか数年でビジネスを成長させ、BusinessWeekからはビジネスウィーク誌の25 歳以下のトップアントレプレナーにも選ばれ、さらにはインク500 に選ばれるほどの、大きな教育機関にまで成長したのです。
起業からわずか6年で生徒は5万6千人を突破
学生時代に立ち上げた組織、アフィリエイトクラスルームを筆頭に彼が関わったスクールを受講した生徒はわずか6年で5万6千人を超えています。それからさらに数年経っていますので、生徒の数は10万人を超えている可能性もあります。
当初は、億単位を稼ぐビジネスモデルを教えていたのですが、2010年以降、組織を一新してからは、ミリオンダラーを稼ごうというミッションをストップし、基礎を教える講座へとシフトしていきます。
理由は、億単位の収入を得るためにはそれなりの時間や能力、準備が必要だからであり、そこにたどり着くまでには、基本を理解していないと達成できないということがよく分かったためです。
そのため、まずはゼロからスタートする人のための必要なノウハウを教えることにしました。
すべての基本はEメールマーケティング
アニク氏の組織がメインに据えているのは、Eメールマーケティングです。
Eメールリストを構築し、それを使ってアフィリエイトを行う。なぜなら、Eメールリストこそ、唯一”資産”になりうるものだからです。Eメールリストは自分たちのものになりますが、ウェブサイトはGoogleのご機嫌次第で明日にも排除させる可能性があります。
そのため、彼らのスクールを受講する生徒さん達には、どうやったら優良なEメールリストを獲得できるのか。それをどうお金に換えていくのかをマスターしてもらうことに全力を注いでいます。
もちろん、リストを使って”億”を稼ぐことを目標とはしていません。1リストあたり1ドルを生み出せるように教育し、月に500ドル稼ぐことをファーストステップにしているのです。
Eメールリストの集め方
では、ゼロからインターネットビジネスを始める人はどのようにして良質なEメールリストを集めればいいのか。
1.市場を決める
まず最初に行うことは市場を決めること。できれば、大きい市場の中のニッチを探しつつ、アフィリエイトプログラムもたくさんある場所を見つけていきます。
市場が大きい=ライバルが多いということは、その市場にはたくさんのお金が流れていることを意味するからです。
2.ランディングぺージ(オプトインページ)を作る
1枚のHTMLに、自分たちで作成したレポートがダウンロードできるとわかるリードマグネット(画像)とEメールを登録できるフォームを設置したランディングページを作成します。
3.アクセスをランディングページに集める
あとは作成したページにアクセスを集めるだけですが、ここが初心者にとっては大変なポイントです。
様々な書籍やレポートには有益なアクセスを短期間で集める方法としてPPCやフェイスブック広告を推奨していますが、アニク氏は最初にお金をいきなり掛けないほうがいいという考えから、アーティクルマーケティングを推奨しています。
ブログを立ち上げ、レポートを必要としている人たちが読みたい記事を量産していく。同時に、見込み客がいそうなフォーラムなどに参加して、意見を書き込むのもおススメだそうです。
Eメールリストも最低でも1万リストなどと言っている人もいますが、はっきり言って、最初の5万円を目指すなら500人もいれば十分です。1リスト1ドルが目標ですからね。
起業家が犯しやすい間違い
アニク師が10年ほど前、Mark Cubanという実業家のインタビュー記事を読み、その記事の最後に彼のメールアドレスが記載されていたそうです。彼のメールアドレスにメールをすれば、おそらく返信をくれるでしょうと。
ビリオネアが自分に返信をくれるわけがないと思いつつ、メールをしたところ何と返信が。アニク氏は当時、5つのプロジェクトをしていたらしく、その相談をしたところ、Markからの返信は、5つのプロジェクトのうち、4つのプロジェクトを捨てなさいというものでした。
当時はこのアドバイスは間違いだと思っていたそうですが、実際、自分が行っているほとんどのプロジェクトやを無くしたところ、作業からわずか5時間後に300ドルのコミッションが発生していたそうです。
起業家(特に起業したての頃)が犯しやすい間違いは、同時にいろんなことを進めてしまうこと。フォーカスこそすべてです。
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