リカレント教育(大人の学び直し)がトレンドワードになっている昨今、毎日が忙しく時間がない状況でどのように学ぶことが最も効率も効果も高いかというと、それは、原典から学ぶということに尽きます。
伝言ゲームの恐さ
子どもの頃、伝言ゲームで遊んだことが一度はあると思います。お題=一番伝えたいことだと仮定して、最後の人に伝言され答えを出すとき、全く違うものになっていることがほとんどですよね。つまり、色んな人のフィルター(頭)を通して伝えようとすると、そのほとんどが本来伝えたかったことと乖離してしまうというわけです。
このことを世の中にある”情報”と捉えたとき、翻訳されているものを読めばいいという考えが、いかに恐ろしいかに気づくはず。
邦訳されたビジネス書の呪い
海外でベストセラーになったビジネス書が、数年後、邦訳され書店に並ぶことが良くありますが、よ~く見てみると、読みやすいようにするため、大事なところには”太文字”を多用していると思います。
でもですね。原書をチェックしてみると、翻訳された書籍にある太文字の箇所のほとんどに”太文字なんて一切ない”ものばかりだったのです。出版社側なのか翻訳者側の意図なのかは定かではありませんが、著者が言いたいことである伝言ゲームのお題の部分が、いつの間にか違う内容になっているということも。
自分が「知りたい」と思っていることを最初に言った人は誰かを探れ
何かを学ぶとき、最も重要なことのひとつは、竹中平蔵先生がインタビュー前に僕に教えてくれた
川を上れ、海を渡れ
という言葉そのものだと思います。
川を上れとは、歴史をさかのぼって学べということ。海を渡れというのは、海外の事例や経験を学び、活かそうということ。
コーチングを始めて提唱した人は誰か。ローカーボという概念を最初に唱えたのは誰か。などなど、自分が知りたいと思っていることの源流により近づいて学ぶことが大切です。
参考記事:https://toyokeizai.net/articles/-/98378
まずは英語を読めるようになって純度の高い情報を得よう
情報も川の水とまったく同じ。川の下流になればなるほど、水は濁りそのまま飲むことはできません。
一方、上流には、純度の高い水が湧き出ています。伝言ゲームに参加することなく正確な情報を受け取るための原典(源流)から学ぶために、まずは英語で読めるトレーニングを始めましょう。
外国語を知らない人は、自国語にとっても無知である。
by ゲーテ
日本と世界を比較できるツールがあるだけでも、人生の選択肢を増やすことできると思いませんか?
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