世界で最も高いフィーをもらっているコピーライターのひとり。ジョン・カールトン氏のご紹介。
ジョン・カールトン氏は、世界屈指のコピーライターであり、世界中で数多くの優秀なコピーライターを育ててきた教育者でもあります。
コピーライティングを始めたきっかけ
彼の物語に多くの人が共感する理由は、彼自身が本当にゼロに近い状態からスタートしたことです。そして何より、彼は怠け者でした。
32歳になっても何をしたいかわからず、お金も一銭もなく、幾つもの仕事についてもすぐにクビになってしまっていたそうです。お隣の家の芝刈りの仕事もその日にクビになったくらいの怠け者だったのです。
その結果、仕事を失い、彼女からも捨てられ、住む家を失いました。それもたった2ヶ月で。
そして、ホームレス生活がスタートします。32歳で車生活。それが6ヶ月間続きます。将来、何の見通しもない不安な毎日を送っていたのです。
その後、サンディエゴの友人の家で彼は目覚め始めます。このままではいけない。誰も助けてはくれない。だから、自分で変わるしかないのだと。
1970年代、シリコンバレーにあるコンピューター部品会社で、カタログを扱うデザイン部門で働き、その時にコピーライターという仕事を知ります。
それから、フリーのコピーライターになるために独学を開始。トレランス市民図書館に通っては、700冊~900冊の営業、マーケティング、ライティング、広告関連の書籍をすべて読んだそうです。
絶版本が運命を変えた
彼がコピーライターとして成功できたひとつに、当時多くのライターやマーケッターが最新の書籍を読みあさっていた一方で、彼は、古典であり絶版本となっていたクロード・ホプキンスやロバート・コリアの本を読み漁っていました。
それが、圧倒的な差を生むことになると気づいていたのです。なぜなら、広告代理店は昔のものに目を向けないためです。
広告会社への営業活動
それから、広告会社に行き、「私はライターです。もし、仕事がありましたらいつでも受けます。」と営業活動を行うようになったそうです。
その結果、ロスにある最も大きな広告会社に入ることができました。
当時、広告会社に入ってくる多くは、ニューヨークやロスで映画のライターになりたいばかり。
そのため、きちんとしたコピーをかける人はおらず、クライアントたちから高い信頼を得られるようになっていきました。
ジェイエイブラハム ゲイリー・ハルバートとの出会い
フリーランスとして信頼に値する人物になる頃、ある男”たち”との運命的な出会いが待ってました。
最初に出会ったのは、”ジェイ・エイブラハム”。そして、ジェイから紹介されたのがゲイリー・ハルバートだったのです。
ジョンとハルバートは意気投合。結果、彼はハルバートをメンターとして長い時間を過ごすことになったのです。
セールスの基本はストーリーを語ること
どんなビジネスにおいても重要なことは、自分自身を確立することだとジョン・カールトン氏は語っています。
オンラインだろうがオフラインだろうが、どんな新しいツールが登場しようとも、根本的なコミュニケーションは変わりません。
あなた自身のストーリーを語るということは不変の法則なのです。
一本足のゴルファー
ジョン・カールトン氏が書いたコピーの中で、もっとも有名なコピーの一つが「片足のゴルファー」と呼ばれる広告です。
Amazing Secret Discovered By One-Legged Golfer Adds 50 Yards
To Your Drives. Eliminates Hooks and Slices …And Can Slash Up To
10 Strokes From Your Game Almost Overnight!片足のゴルファーが見つけたドライブを50ヤード伸ばす驚くべき秘密。
フックも、スライスすらもなくす・・・・そして、一夜にして、あなたのゲームから
最低でも10ストロークは減らすことができるのです。
このコピーは、ゴルフ雑誌に掲載され、大きな成功を収めました。
多くの人がこのコピーをテンプレートとして、違う業界でも使い始めるぐらいにです。
片足のゴルファーのレター解説動画
コピーに欠かせない”フック”とは?
私たちは、●●が■■するのを助けます。たとえ、▲▲であっても。
片足のゴルファーの広告でも利用したのは”フック”というもの。
フックとは、コピーに使うための”アイデア”のことです。ここでは、片足のゴルファーがフックになります。
フックは、読者を引きつけて、先を読まずにはいられなくさせる 興奮させる必要があるものとも言えます。
コピーなしで成功するなんてありえない
ビジネスは、コピーを書くことなしに成功はあり得ないとジョン・カールトン氏は言っています。
多くの起業家は間違ったやり方にとらわれてしまっています。
間違ったやり方とは、先に製品を作って、市場に出して、テストをするということ。
その前に、きちんとリサーチをしなければいけません。市場規模、ターゲット、彼らの望み、ニーズ、期待などなど、
顧客を理解してリサーチすることさえできれば、失敗することなんてありえないですし、失敗しても大きな赤字を出さずに済むのです。
コピーライティングは最も重要なスキル
どんなビジネスをするにせよ、コピーライティングは最も重要なスキルだとジョン・カールトン氏は語っています。
彼がコピーを学び始めたころは、背中を魅せてくれる人はだれ一人いなかったそうです。
しかし今は、オンラインの普及で、誰でも簡単に学べる機会は作れるし、それによって大きな対価を得られるスキルになるわけですから、やらない理由なんてないはずです。
私はコピーが書けないという人のために、ジョン氏はシンプルライティングシステムというチェックリスト型のコピーの書き方も教えてくれています。
コピーライティングというスキルを学ぶのなら、世界で最も有名なコピーライターであるジョン・カールトン氏から学んでみてはいかがでしょうか?
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